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【日用品の節約】年間3万円減も!無理なく続く「買い方」「使い方」改革

ティッシュ、洗剤、シャンプー…。一つひとつは数百円でも、気づけば毎月家計の一定額を占めている日用品費。消耗品だからこそ、少しの工夫で大きな節約効果が生まれ、一度見直せばその効果はずっと続きます。

「何となく買って、何となく使っている」というご家庭こそ、見直しのチャンスです。この記事では、家計管理のプロが、忙しい共働き・子育て世帯でも無理なく続けられる日用品の節約術を、「買い方」「使い方」の両面から徹底解説します。

まずは現状把握から!我が家の日用品費はいくら?

節約の第一歩は、敵を知ること、すなわち「我が家が日用品に一体いくら使っているのか」を正確に把握することから始まります。

まずは1ヶ月、キャッシュレスの明細や家計簿アプリ、レシートなどを確認し、日用品に分類される支出を合計してみましょう。総務省の家計調査(2023年)によると、二人以上の世帯における「家具・家事用品」への支出は月平均約12,000円です。この金額を一つの目安として、ご自身の家庭と比較してみてください。

次にやるべきは「在庫の見える化」です。家の中にある洗剤や石鹸、ティッシュなどのストックを一度すべて棚から出し、リストアップまたはスマホで写真を撮ってみましょう。「まだあったのに、また買ってしまった」という無駄な買い物を防ぐための、非常に効果的な方法です。

【買い物の鉄則】日用品の節約は「買い方」で9割決まる

日用品費の節約は、いかに賢く買うかにかかっています。以下の3つの鉄則を実践するだけで、支出は劇的に改善します。

1. 「月1回のまとめ買いデー」で衝動買いを防ぐ

「なくなりそうだから、仕事帰りにドラッグストアへ」という行動は、不要な「ついで買い」を誘発し、支出を増やす最大の原因です。

対策として、「毎月第3土曜日は日用品の買い出し日」など、月に一度の「まとめ買いデー」を設定しましょう。事前に作成した在庫リストと買い物リストに基づき、必要なものだけを購入します。これにより、買い物の回数そのものが減るため、衝動買いのリスクと時間的コストの両方を削減できます。

2. ドラッグストアの「プライベートブランド(PB)」を狙う

節約の強い味方が、各ドラッグストアが開発・販売するプライベートブランド(PB)商品です。有名メーカーのナショナルブランド(NB)品と有効成分や品質はほぼ同等でありながら、広告費などがかからないため、価格は2〜3割安く設定されています。

ドラッグストア プライベートブランド名 特徴
マツキヨココカラ matsukiyo デザイン性が高く、品質にもこだわった商品が多い。
ウエルシア からだWelcia / くらしWelcia 「からだ」は健康志向、「くらし」は生活に寄り添う商品を展開。
スギ薬局 S-SELECT シンプルなパッケージで、消耗品から医薬品まで幅広いラインナップ。

洗剤やティッシュ、掃除用品など、品質に強いこだわりがないものからPB商品に切り替えていくだけで、日用品費全体を大きく圧縮できます。

3. ポイント還元デーを制する者は、日用品費を制す

同じ商品を買うなら、最もお得な日に買うのが鉄則です。特に有名なのが「ウエル活」です。

ウエル活とは?

ウエルシア薬局で毎月20日に開催される「お客様感謝デー」のこと。この日にWAON POINTまたはTポイント200ポイント以上利用すると、1.5倍の価値で買い物ができます。例えば、2,000ポイント持っていれば、3,000円分の商品が購入できる、驚異的な節約術です。

日用品のまとめ買いをこの「20日」に集中させるだけで、実質33%割引で買い物ができます。このほか、楽天市場の「お買い物マラソン」やAmazonの「タイムセール祭り」など、ポイント還元率が高まるタイミングを狙って、かさばる日用品をまとめ買いするのも非常に効果的です。

【使い方の工夫】モノを大切に使い、消費を減らす節約術

購入した日用品を、少しでも長持ちさせる「使い方」の工夫も大切です。

  • 洗剤・柔軟剤は「適量」こそが正義
    衣類用洗剤や柔軟剤は、多く入れれば汚れがよく落ちたり、香りが強くなったりするわけではありません。むしろ、すすぎ残しの原因になり、余計な水や電気を使うことにつながります。パッケージに記載された使用量の目安を必ず守りましょう

  • ティッシュとキッチンペーパーの使い分けを徹底する
    少しテーブルが濡れただけで、ついティッシュを使っていませんか?ティッシュは水に弱く、多くの枚数が必要になります。水回りの汚れには、吸水性の高いキッチンペーパーや、洗って何度も使える布巾、マイクロファイバークロスを使いましょう。この使い分けを意識するだけで、ティッシュの消費量は半分以下に抑えられます。

  • 詰め替え用+αの工夫
    詰め替え用製品を選ぶのは基本ですが、さらに一歩進んだ工夫を。食器用洗剤は、水で1.5〜2倍に薄めて100円ショップのスプレーボトルに入れると、少量で広範囲に洗剤を行き渡らせることができ、使いすぎを防げます。

【応用編】本当に必要?「やめる」ことで節約になる日用品リスト

究極の節約は「そもそも買わない」ことです。当たり前だと思っていた日用品も、実はなくても困らない、あるいは代替できるものが多くあります。

  • 各種「専用洗剤」をやめる
    「お風呂用」「トイレ用」「ガラス用」…。場所ごとに専用洗剤を揃えると、コストも収納スペースもかさみます。クエン酸(水垢用)、セスキ炭酸ソーダ(油汚れ用)、ウタマロクリーナー(家中用)など、一つで何役もこなす万能クリーナーに切り替えれば、大幅な節約とシンプル化が実現します。

  • 柔軟剤をやめる
    タオルの吸水性が落ちる、香りが苦手という声も多い柔軟剤。やめてみると、洗濯物の乾きが早くなることも。ゴワつきが気になる場合は、乾燥機にかける前にタオルを20回ほどバサバサと振るだけで、繊維が立ち上がりふっくら仕上がります。

  • トイレマット・キッチンマットをやめる
    マット類は、洗濯の手間がかかる上、汚れや菌の温床になりがちです。思い切ってなくしてしまえば、洗濯コスト(水道・電気・洗剤代)がゼロになり、床をこまめにサッと拭く習慣がつくため、かえって衛生的です。

まとめ:日用品の節約は、暮らしをシンプルにする第一歩

日用品費の見直しは、単にお金を貯めるための作業ではありません。本当に必要なモノは何かを見極め、一つひとつのモノを大切に使い切るという、暮らしそのものをシンプルで快適にするためのアクションです。

賢い「買い方」と丁寧な「使い方」を習慣にし、家計にも環境にも優しい、豊かな毎日を送りましょう。

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